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クヌギ vs 樫 薪の熱量比較②

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無事に検証を行う事が出来た。

先日クヌギvsウバメガシの検証を行なったが、その時はハッキリとした答えを出すことが出来なかった。しかし今回はビシッと数字的に証明する検証が出来た事を先に報告させて頂きます。

結果は後ほど。

 

では本題だ、

正確に検証する為に燃焼方法は全く同じやり方で行った。

※天板100℃⇒前面ドア閉止 200℃⇒アシュトレイ閉止 300℃⇒一次給気全閉

 

まずはクヌギの燃焼レポ-トだ↓

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さすがはしっかり乾燥したクヌギだった!

点火からの温度上昇が早く、天板温度が300度を超えたあたりでも薪自体にはまだまだ余力をたっぷり残していた。

点火から300度までに要した時間はなんと19分。300度で一次給気を絞るのだがそのまま温度は上昇し続け15分後には400度を超えた。

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ここで問題発生!

計測値MAX400℃のバイメタル温度計は振り切った状態で放置すると精度が狂う為、一時撤退させた笑

ここからは赤外線温度計に切り替えて最高到達温度は427度だった。

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300度を超えて一次給気を絞ってからは全くストーブの操作はしていない。

5分に1度ぐらいのペースで天板温度を計測するのだが、熱くて速やかに作業を済ませる感じだ。

その時の炉内の様子↓

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この400度越えの状態を24分継続してやっと300度台まで戻ってきたからヨツールの温度計を再セット笑

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初めて焚き付けから全てクヌギの薪を使って焚いたが、素晴らしいの一言だった。

 

それではクヌギの中割10本(11kg)を追加薪無しの1発焚きをした燃焼結果を発表します。

★点火から300度までの到達スピード→19分

★点火から400度までの到達スピード→34分

★天板温度250度以上を継続した時間→79分

★天板温度300度以上を継続した時間→56分

★天板温度400度以上を継続した時間→24分

★最高天板温度→427度

注:ダンパー調節をすれば火持ちは更に伸びるのだが、それをしてしまうと操作のタイミング次第でムラがでて正確な検証になりづらいからダンパー調節は行なっていない。

 

次は樫の燃焼結果です

 

また次回

 

 

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