薪の火持ち検証【ウバメガシ】
12/25のクリスマスの朝に遂にウバメガシを焚いた。
こんばんは薪ブログです。
久しぶりに冷え込んで絶好の検証日和だった。
早速ウバメガシの検証内容だが、今回は今までの検証とは条件が合わせられなかった点があった。それは中割の本数だ。
ふるさと納税の返礼品でゲットしたウバメガシは薪の長さが30cmで尚且つ中割のサイズ感がほんの少しだけ小さかったから、薪の本数が12本になった。
※今まで検証してきた薪の長さは35cm×10本
今までの検証と同様に気幹比重から重量をだす↓
ウバメガシの比重0.99
クヌギの比重0.85
0.99÷0.85=1.16
基準としてるクヌギ検証時の薪重量11kgから
11kg×1.26=12.7kg
上式からウバメガシ12.7kgがクヌギと同じ容積の薪になる。
6.48kg+6.13kg=12.6kg
若干少ないが12.6kgのウバメガシの中割を用意した。
先にも述べた通り薪の長さが30cmである事と、若干中割のサイズ感が小さい事もあって12本でやっと12.6kgになった。
では検証レポートです↓
午前5時に点火
因みに目覚ましかけなくても毎日5時前に目が覚める笑
順調に炎が回って、400℃を超えたから例によってバイメタル温度計は避難笑
ここまではクヌギや樫の検証時と同じだが、ウバメガシはここから大変な事になる、、、
412℃順調に400℃を越えてきた
425℃
443℃
456℃?あれ?
470℃
まずい、ウバメちゃんが暴走モードに突入している、、、
486℃、、、
495℃、、、、、
502℃、、、、、、、
510℃
ここが天板最高温度
目の前に500℃の鉄の塊があるというのはちょっと怖いから、、、
それにしてもここで止まってくれて良かった笑
天板温度が500℃を越えたのは新記録。
天板温度上昇中(暴走モード)の動画↓
※動画の前面扉左側から給気漏れしてるのが解るだろうか?これは超高温で煙突のドラフトが強くなり過ぎた為に起こっている。本来ならここでダンパーを適度に調整して強くなり過ぎたドラフトを緩やかにしてやった方がいいのだろうが、検証の為ダンパーには触ってない。
ウバメガシ恐るべし、、、
〈今回の検証のまとめ〉
まずは基準としているクヌギとの比較表↓
続いてこれまで検証してきた樹種の一覧↓
510℃は温度上がり過ぎで危ないですね、、、
温度が高くなり過ぎた原因は薪のサイズと本数だ。今迄の検証は中割10本だったが、今回のウバメガシの検証は12本だった。これにより薪の表面積が増えた事で一気に燃焼が進み超高温帯で薪が急速に劣化して300℃の維持時間で樫に負けてしまっている。
これが薪の長さ35cmの中割10本だったらまた違った結果になっていただろう。
いずれにしてもウバメガシの熱量がすごい事は十分解った笑
今後ウバメガシを焚く事があったら重量は9kg以下、中割9本以下で焚こう、、、怖いから
今回の検証は失敗です。
我家の薪棚でも乾燥中のウバメガシがあるからいつになるか解からないが条件を揃えて再検証してみます。
検証内容とは関係ないが、ウバメガシといえばその熾の残り方も気になるかと思うが、やはり素晴らしかった。天板温度150℃~200℃付近の火持ちはキリがないし仕事にでかけてるから測ってないが相当な持ちだっただろう。
やっぱ熾がすごい!
因みにこの日の夜に焚き付けようとしたら少量だがまだ熾が残っていた。朝の点火から13時間30分後の事だ、流石は備長炭の原料である。
ではまた次回