薪の井桁積み
私の井桁積みが一つの完成形を迎えた気がする。
こんばんは薪ブログです。
薪の井桁積み
↑あまりにも有名な積み方だ
冒頭にも書いたがこの度の井桁積みの完成形とは、あるアイテムを発見する事によって出来上がったような気がしている。
それはどういう事かについて書きたい。
まずは井桁積みの長短所について触れたい。
■井桁積みの利点
①薪と薪の間に適度な隙間が作られる為、空気が流れ安く乾燥を促進する事ができる。
②薪を積み上げても自立するから薪棚を作る必要がない。
③薪棚の必要が無いから経費がかなり安上がり。
■井桁積みの欠点
①薪と薪の間の隙間が多い為に嵩張る。
②平積みより積み上げるのに時間が掛かる。
③薪棚に積まずに自立させた場合、薪の収縮や積み方が悪いと傾いたり、最悪崩れる事がある。
少しもったいぶったが、そのアイテムを紹介したい。
それはコレ↓
THE!クルクルバンド♪
思わずスルーしてしまいそうになる幼稚なネーミングのコイツが凄い!
そしてクルクルバンドと共に必要になるのがハウスバンドだ。
ハウスバンドまたの名をマイカ線、ハウス農家さんの必需品であると共に、薄くて強度が高く耐候性もあり適度な伸縮性もある為ハウス以外でも非常に用途が広く私自身も今まで色々な用途に使ってきた。
ではこのハウスバンドとクルクルバンドを使ってどうするかというと
こちら↓
井桁積みの上に乗せた波板屋根と下部ベースのプラパレット固定する為の道具として超優秀!
こんな感じ↓
クルクルバンドを使うとマイカ線をパッツンパッツンに引っ張れる。
優秀なのはクルクルバンドを更に180℃回転させると更にギンギンに増し締めしていけるのだ。
このブログを読んでる薪変態な皆様に説明は必要無いと思うが、薪は乾燥していく過程で縮んでいく。
この井桁積みも去年の年末から今年の1月に割った薪を積んでいるから、今後三カ月程度は縮んで行くだろう。
当然今はパッツンパッツンに張ってるマイカ線も薪の収縮によって緩んでくるわけで、そんな時にこのクルクルバンドが有れば増し締めしていけるというわけだ。
応用すればこういう使い方もできる↓
上の写真は伝説のクルクルバンドのダブル使いだ!
180℃回転させるほどでも無い僅かな緩みが出来た時にはこのダブル使いでも増し締めができる。
ああ素晴らしやクルクルバンド!!
名前は幼稚だが、使い勝手はプロのアイテムだ。
ここ高知は台風の通り道である為、井桁積みの波板屋根にブロックを乗せただけでは不安だったが、これで強度がかなりUPした感覚を今日施工してみて実感した。
因みに私は自宅の薪棚増設が不可能という環境な為、今までも井桁積みで仮置きしてきたが一応一度も崩れてたり波板の屋根が飛ばされた事は無い。
しかし不安だった、、、
台風や大風が吹いた翌日は薪場にドキドキしながらパトロールに行っていた。
でもこれで安心感は3倍ぐらい増した感覚だ。
井桁積みは嵩張るイメージがあるが、自分的にはそうでも無いと思っている。
薪の長さ35cm以下の場合に限ってだか、1100×1100のプラパレが1枚あれば1〜1.5立米の薪を自立させて乾燥させる事が出来る。
私の井桁積みの組み方については機会が有ればまた紹介させて頂きたい。
ではまた次回