小割始めました
小割が偉い
こんばんは薪ブログです
ファイヤピットさんの言葉だ
小割がエライ | 函館の薪ストーブ屋 ファイヤピット 熾壺日記
この度私もやっと優秀薪ストーバーの証とされる薪の小割を作り始めた。
左はクヌギの中割で、右が今割っているナラの小割だ。
※自分の中で小割のサイズ感は中割の半分
※中割は一辺10〜8cm目安としている
小割にした方が薪自体の乾燥を必要とする容積が半分になるから乾燥しやすい。中割の半分が小割だとすると、単純に容積が1/2となるからだ。
そして小割の最も優れる点は、燃焼時に炎を発する断面が中割の2倍となる事だ。
通常中割8本で焚き付けを行なっているとして、同じ重量(薪の容積)でも小割にすれば16本炉内に並べる事ができる。
これにより中割8本の2倍の表面積に増えるわけで、発生する炎も2倍となる。勿論それだけの表面を同時に燃やす為の空気量が必要となる訳だから実際には純粋に2倍の炎が発生する訳では無いかもしれないが、中割8本と比べて大量の炎が発生する事は間違いない。
これによってどういう事が起こるかというと、同じ容量の薪でも素早くストーブ温度が上昇して、早く給気を絞れる状態に持っていけるという訳だ。
勿論薪の容積が半分なのだから火持ちも半分となるが、小割を使ってストーブ温度を上げて素早く熾を作るという行為にその火持ちを気にする事はナンセンス。う〜ん話しが長くなるな、、、、笑
給気を絞るという事は、実は部屋を暖める上でとても重要な事。給気全開で煙突からゴーゴーと室内の空気が排出されている状態というのはそれだけ冷たい外気を室内に入れているという事だ。そして炉内に沢山の熾を作ってしまえばその後は給気を絞った状態で大割や中割を入れて巡航運転に移れるという事。この状態は冷たい外気は最低限の量しか室内に入って来てないが、ストーブはカンカンに熱を室内に伝えているという事となる。
外気導入口をストーブのすぐ近くに設けてる場合は影響が少ないかもしれないが、残念ながら我家にその設備は無く、部屋の色々な所から冷たい隙間風を取り込んでいる訳です。
当たり前の事をダラダラ説明してきたが、小割が偉いというのはそういう事であり、とても理にかなっている。
でだ!
小割を作って積んでみてわかった事がある。
左のクヌギ棚の中にも沢山小割サイズの薪があるという事(笑)
私は全て斧で割っているが、中割を作ろうとしてもその中で手元の狂いなどで少なからず小割も発生しているという事だ。
だからやっぱり今は中割をメインに作っていこう!その中で発生する小割を小割棚と定めたスペースを設けてそこに小割をまとめていけばいい。
、、、、という結論に達っしております笑
来シーズンになるのかその次のシーズンになるのかわからないが、棚にまとめた小割が乾燥して焚く時がきて、ダラダラと説明してきた小割の利点を実感したら改めて小割を中心に薪割していけばいい。
ではまた次回