薪ブログ

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パナデロ社のストーブを体験した

今夜は暖房器具なしでも室温23度

焚かないよ、薪貧乏だから

 

こんばんは薪ブログです

 

地元の久礼ストーブさんが扱ってるスペインの薪ストーブを体験する機会があったので紹介させて頂きます。

 

 

体験したのはパナデロ社のISLA(イスラ)とRIO(リオ)の2機種。

焚き付けから見させて貰ったISLAについて紹介させて頂きますが、結論から言って魅力的なストーブやと思います。

 

さっそく感じた事を書いていく↓(あくまで持論)

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◾️煙突スタビライザーが凄い

凄いなと素直に感じたのが写真の↑煙突に付いたスタビライザーといわれる弁

この弁が自動でパカパカ開閉して煙突のドラフトを自動調節している。これは画期的過ぎるシステムやと思う。

このスタビライザーによって炉内の空気の流れが常に最良に近い状態になるスーパーオートマチックなシステム。

約2時間強に渡って実際の燃焼を観させて貰ったが、炉内では常に一定のゆっくりとした我家のストーブからしたらスローモーションの様な美しい炎が上がっていた。

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またこのスタビライザー自体は固定する事も出来て、立ち上げ時などの強いドラフトが欲しい時には任意に閉じっぱなしにする事ができる。

説明してくれた久礼ストーブ田中くんによるとこのスタビライザーと鋼製ストーブの炉内を覆うバーミキュライトが高燃費の源らしい。

最近の鋼製ストーブにバーミキュライトがよく採用されている事は周知の事実だけど、この初めてみるスタビライザーとの併用で炉内の空気の流れを常に最適な状態に保ってる訳だから燃費が良くなるシステムだということは納得。ストーブ側で給気をある程度絞っても炉内温度が上昇すれば煙突のドラフト強くなって極端に言えば暴走する事もあるが、煙突側でドラフトを調節する訳だから良く考えられたシステムだ。

従来のストーブで言えばダンパーがその役割を果たす場合があるが、いちいち炉内の温度上昇に合わせてダンパー調節なんて現実的にめんどくさ過ぎるしその手動調整で常に最良ポイントを押さえるのは不可能。

要は常に最低限の給気で完全燃焼に近い状態をオートマチックで保つ訳だから理論上は高燃費で且つ暖かいストーブという事だ。

因みに今日見た2時間強の中で前面ガラスが曇る事は無かった。一度給気を最大に絞った時に炉内のバーミキュライトの一部が煤けたが、ガラスに影響を及ぼすことは無かった。

貼り付けた画像を見ると若干煤てけるように見えるが、これは着火前からこの状態だった笑

自分なら人に見せる時は綺麗に拭くけどね見栄っ張りだから笑

まあそれだけガラスが曇り難いから普段から気にならないのかも知れない。

だったら羨ましいな笑

 

◾️遠赤外線の輻射熱がしっかり感じられる

もう一つ感じたのはストーブから発生する遠赤外線の輻射熱が凄いって事。一応オタクだから(笑)持参したメジャーで測ってストーブから3.5m離れた正面からずっと燃焼を観てたんだが、薪ストーブを焚いてる人なら分かるであろうあのストーブから発せられる遠赤外線の輻射熱で顔が温かくなる感覚がその距離でもしっかりと感じられた。因みに3.5mとは我家のストーブから自分がいつも座っているソファーまでの距離だ。率直に我家のおのストーブジェニファよりも感じられた。

ただこれはストーブ周り全体で確認した訳ではない。しかしストーブ左右45°では確認出来たから最低でもストーブ正面90°の扇形の範囲内では感じられる事は確認済だ。

あくまで持論だが、この輻射熱って凄く重要な事やと思う。部屋全体が温まるまではどうしても時間が掛かってしまうが、輻射熱だけはストーブ本体さえ温まれば感じられる体感温度なわけで、その部屋にいる人間をいち早く温めてくれ、最初に感じてそして最後まで感じる温もりな訳だ。これが薪ストーブの醍醐味で身体の芯まで温まるというやつだ。

では何故我家のストーブよりも輻射熱を感じられるのか?理由を考えてみた、

我家のストーブの肩を持つ訳ではないが、立ち上がりからストーブ本体が温まるまでのスピードははっきり言ってジェニファの方が早い。ISLAもかなりスムーズで早い立ち上がりだったがそれだけははっきり解る。ロストルという特許を取得しているシステムの恩恵だと思うが反則的に早いと感じている。ストーブ自体の温度が早く温まるという事はそれだけ早く給気を絞れる状態にしていち早く部屋を暖める巡航運転に切り替えられる訳でそこがおのストーブジェニファの最大の長所だと個人的に感じている。

では何故ISLAの方が輻射熱を強く感じられるのか?両ストーブには大きな違いがある、それはバーミキュライトの有無だ。あの輻射熱はバーミキュライトの威力である。

周知の事実をあえて書くが、

バーミキュライトは断熱材でコレを炉内ぐるりと囲う事によってストーブ本体に直接炎があたる事を防いでいる。要はストーブ本体の劣化を防ぐ断熱材という事だ。断熱するという事は熱を跳ね返してる訳だから輻射熱が生まれ、その輻射熱を利用して炉内温度を高温に保つ事で薪が完全燃焼しやすい炉内環境も同時に作られるという仕組みだ。因みにバーミキュライト自体に蓄熱性は殆ど無いらしい。

おのストーブさん、後付バーミキュライト作ってくれないかな笑

 

部屋全体を暖める暖房性能についてどうなのか?実際の燃費は本当にいいのか?いずれの点についても感覚的に好印象だが、こればっかりは我家で実際にISLAを焚いてみないと分から無いから無責任な事は書かないでおく。

冒頭でも書いたが魅力的なストーブだと感じた。

 

今後も新たなストーブに触れる事があれば持論満載になるがレポートさせて貰いたい。

 

詳しいパナデロ社製ストーブの情報はこちら↓

パナデロ社の薪ストーブ|美山里山舎

 

今回スト-ブを紹介して頂いた久礼スト-ブさん↓

https://www.facebook.com/kure.sutov/

 

話は変わるが今さっき桜の原木回収の電話が友人から掛かってきた、私の原木ネットワークが最近凄い笑

 

 

 

 

 

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