薪のカビ問題と対策【その3】
去年の7月に書いた記事の続編
なぜ続編なのかというと、、、、
大丈夫だと思っていた井桁積みの薪達にも赤カビが発生していた事がわかったからです涙
郊外の風通しの良い場所に井桁積みしている薪達には赤いカビの心配は無いだろうと思っていた、、、
先日今シーズンの消費で空いた自宅の薪棚に移動する為に井桁をバラしたら見事に中からビッシリとカビの生えた薪が出てきた、、、涙
これにより薪の乾燥方法を変える必要がでてきた。
まずは今までの記事のおさらいと、その後の報告から↓
★7月に薪棚から出して雨晒しし直した薪はどうなったのか?
去年の7月に薪棚から出して雨晒しをし直すという、クッソめんどくさい事をやりました。
結局、暫く雨に打たせましたがカビは落ちないので、ホースの水流をジェットにして1本1本薪を洗いました、、、、
まあ雨晒しはカビが発生する前にやらなければ意味が無いので、、、笑
そして梅雨が明けてから薪棚に積み直したのですが、その薪達に新たに赤いカビが生える事は無かった。
実は8月の中旬から9月前半に掛けてもう一度梅雨のような時期間があったのだが、その時に若干青カビが再発生した物もあったけど、それは僅かで、その時に赤いカビは発生しなかった。
これにより薪の雨晒しはカビ対策として有効であるという事が分かった。
しかし!それは薪を1本1本洗ったからであって、薪を積み上げた状態で雨晒しをしてもその効果は薄いと思う。
何故なら薪を積み上げた状態では、薪全体に満遍なく雨がかかる事は無いからだ。
じゃあどうすればいいの!?って事なんですが、やっぱり風通しです。
今年の夏ここ高知は本当に天気が悪くて、長雨が続いたのですが、我家の薪棚で一切カビ(赤カビ)が発生しなかった薪棚があります
コレ↓
↑この薪達は去年5月に割った薪達ですが、それでも赤カビを発生させずに夏を乗り切りました。5月に割ってすぐに梅雨に入るわけだから条件は厳しいのだけど、それでも赤カビが発生しなかったこの薪棚は
1列棚!!
因みに赤カビが大量に発生したクヌギとナラは1月に割った物です。
普通に考えて1月に割った薪の方が断然有利なのに、赤カビが生えたこの薪達の乾燥方法は2列棚と井桁積みでした。
井桁積みと言ってもこんな形で3列×3列でくっつけて積んでるから内部の風通しが最悪だったのだろう、、、↓
この3列の井桁積みから1本薪を取り出します
外側は綺麗な状態
カビだカビだと言ってるけど、黒カビや青カビで黒ずんだ木口なんかは全然OK
むしろカッコいいとすら思っている
これを取り出して中側を見てみると、、、
出ました!
超タチが悪い赤カビがビッシリ!
黒カビは全然OK、青カビは乾燥すれば自然に消えます。
でもこのダマになった赤カビは自然には絶対に取れ無い、、、しかも触るとパウダー状に崩れて、クッソ臭い!!しかも粉を噴く、、、
コレを小さな子供がいる室内に持ち込むのは抵抗がありまして、、、、、涙
結論、
カビは樹液を好むから薪の雨晒しをして表面の樹液を落とす事はカビ対策として有効だが、薪を積み上げた状態での雨晒しでは薪全体が満遍なく雨水で洗われる事は不可能。
コンクリートの上等に薪を平らく並べたりすれば効果はあるのだろうけど、流石にそれはできません笑
あとプールのような物を用意して割った薪を暫く漬けておけば効果は大きいかもしれないが、、、、これまたそんな事出来ませんよね笑
やはり現実的に有効なのは風通しですね、ここ高知のような長雨になりやすい地域ではひと夏越えるまでは1列積みによる乾燥方法が有効だという事が解ってきました。
とはいえ、1列積みは非常に場所をとります。次回はその対策として自分が考えに考えて今シーズン割った薪から取り組む対策を紹介します。
また次回