ウバメガシを焚く
1週間程前の話だけどタイトル通りウバメガシを焚いた
こんばんは薪ブログです
ウバメ樫を焚くのは初めてではないけど、昨シーズン焚いたのはふるさと納税の返礼品でゲットした物だった。
今回のは自前のウバメ樫
2年前に友人のツテで淡路島まで伐採しにいった物だ。
交通費だけでもかなり高価な薪になってしまったが笑、薪廃人である自分にとってウバメガシというブランドは充分その価値があった。
そんな自前のウバメガシを焚いたのだけど、やはりその火力たるや、、、、別世界
焚付けにウバメガシ6本と、アラカシ3本で合計9本の中割りで着火、、、
因みに通常寒い朝は8本〜10本で焚付けを行なっているから、別段薪を大量に詰め込んで焚付けた感じではなかった。
中から着火で、程なく全体に火が回ったが
このストーブでウバメガシを焚くのは初めてで、
今まで見たこと無い光景を見る事になった
煙突根元温度が300度を超えたからドラフトスタビライザーを開けて巡航運転に移したのだけど、開いたスタビライザーの中には真っ赤な火柱が、、、
因みにコレは煙道火災では無く炉内で燃え尽くされない炎が煙突まで上がってきてる状態。
こういう状態になる事は樫を多めに焚くとたまにある事なのだけど、今回のは炎の濃さが違うというか、、、、多分この位置から更に1.5mぐらい上まで火柱は煙突の中で上がっていた感じだった。
天板温度は450℃超まで上がり、このストーブの最高記録を更新した。
そしてやはり備長炭の原料である。
熾がモリモリ笑
表現が誤解を生みそうだが、
ウバメガシの薪の燃焼を見た時に火持ちが良いとは思えなかった、むしろすぐに熾になってしまう。
ただコレは自分の焚方が悪いのであって、炉内が超高温になりすぎて薪自体を急速に劣化させてるのだと思う。
他の樹種と混ぜて、炉内の温度が上がり過ぎないようにすればきっと、『火持ちが良い』という燃焼をしてくれるだろう。今後はウバメガシを焚く時は焚付けの中割9本中3本程度しか入れないようにしてみよう。
そしてウバメガシの熾だが、やはり絶品♪
朝6時に焚付けて追加薪無しで、昼前まで天板温度100度以上を保っていた。
追加薪なんてしようとも思わない。
ドラフトスタビライザーから真っ赤な火柱が見えた事でもわかるように、ウバメガシは燃焼ガスがとても濃くて火の足が長いのだろう。
↑もう一度最初の写真を貼り付けるが
静止画で分かる事があって、1つの炎の筋が1本の海苔のようになって伸びていき、炉内上端まで行っても全然炎が切れて無いのわかります?
燃焼ガスが濃くて炉内では全然処理出来ず煙突まで火の足が伸びるのだ。
これは沢山の熱エネルギーを煙突から外に棄ててる状態だから勿体無い、、、
焚き方が下手クソという事だ。
ウバメガシとクヌギを比べてクヌギの方が扱い易い、もしくはクヌギの方が火持ちが良いとの記事を何度か見た事があるが、それはきっと今回の自分の様な焚き方をしてウバメガシの薪を急速に劣化させているからなのではないか?と思う。1本の薪が持つ燃焼エネルギーが大き過ぎるが故に扱いが難しく感じるのではないだろうか?
我家のストーブサイズに合った適切なウバメガシの投入量を見極める事ができれば素晴らしくECOなハイオク燃料となる可能性が大だ。
とはいえ、我家にとってウバメガシはとても貴重な薪であるから焚くのは1シーズンに1〜2回ぐらいにして、5年後、10年後も今あるウバメガシを焚いてみたいと思っている。
ではまた次回