バッフルが変形した
ストーブシーズン終盤戦真っ只中!
こんばんは薪ブログです。
タイトル通り、
バッフルが変形しました。
判りずらいので黄色のラインを入れてますが、中央部が下に開いて口を開けたような状態です。1番開いた中央部で約20mm程の開口。
これは前面扉側で本来は閉じていて、排気が裏側から入る構造。
あと、バーミキュライトにヒビが入ってますが恥ずかしいのでスルーして下さい笑1シーズンに2回も割るなんて恥ずかしくて記事にも出来ません笑
※バッフル=排気を制御する部品
薪ストーブをイスラに入れ替えて1シーズン目、たった1シーズンもまだ終わって無いのに変形した、、、正直ショックです。
しかし、ストーブに欠陥がある訳では有りません。
変形の理由は自分の焚き方がストーブを高温にし過ぎる事、それしか考えられない。
薪の乾燥期間は1年半〜2年でシーズン前に含水率も測っており20%以下である事も確認してるから薪に原因があるとは考えられない。
では今シーズンどんな焚き方をしてきたのかを振り返らなければいけない。
自分の焚き方は煙突根本温度300℃を基準に給気を絞り始める(ドラフトスタビライザーを開ける)。そして天板温度は300℃〜400℃未満を目指して焚いてきた。
天板温度の上がり方はストーブの機種によって違いがあるので参考にならないかもしれないが、とにかく自分はそういう焚き方をしてきた。
※同じイスラを使ってる方には参考になるかもしれません。
とはいえ、実際に天板温度400℃まで上がったのは数える程度だった。
数えてないが多く見積って20回以下ぐらいだった感覚だ。
天板温度が400℃を超えた事もある、前回の記事でも書いたがウバメガシを焚いた時は450℃まで上がってしまった。
400℃を超えた事は3回程あったと思う。
これが良く無かったのか?
いやいや絶対良く無かったのだ、変形したのだから笑
このストーブの構造を見てみたい↓
(パナデロJAPANのHPより抜粋)
↑の図で分かる通り、天板の直ぐ下には給気した空気の通り道があるからそう簡単には天板温度は上がらない。
この構造で400℃付近まで天板温度を上げるのは酷使し過ぎ?、、、わからない誰か教えて下さい笑
天板の直ぐ下に給気の通り道となる空間があってその下にまた鉄板が有り、そしてその鉄板にボルト固定されているのがバッフルプレートとなる。(図面にバッフルは表記されて無いが現実そこに有る)
更にその下にバーミキュライトの天板がある。
そもそもバッフルは最も高温に晒される部品だから消耗品ではある。
イスラはクリーンバーン機だが(以下CB機)CB機にも色々な構造の物が有って小さな穴が沢山空いたCBチューブにより高熱を吹き付けるタイプが一般的なのかもしれないが、イスラはバッフルにより排気をS字に曲げて排気距離を増やして煙を燃焼させるシンプルな構造だ、尚且つバーミキュライトによる高温の反射熱も相まって燃焼効率を高めて排気を綺麗にしている構造だと自分は認識している。
そもそもクリーンバーンってなに?という方は話しが長くなるので細かく書くのは割愛するけど、簡単に言うと排気が煙突に到達するまでに煙まで燃やしてクリーンな排気を煙突から外に出すという事。
一般的に煙まで燃やす事を2次燃焼とか3次燃焼という。
イスラは2次燃焼のCB機という事だが、バーミキュライトの反射熱により煙を燃やしていると考えると3次燃焼となるのかもしれない。
さて、素人が自分の勝手な解釈で偉そうに書いてますが間違いがあれば是非ご指摘下さい!
知りたがりなので逆に教えて頂きたいです笑
話それたけど、バッフルは消耗品という所からです。
今回変形してしまった事で気づいたのだが、イスラのシンプルな構造は自分のような高温焚き野郎にマッチしているのではないか?と思う。
要はバッフルを交換すれば良いだけだからだ。※既にストーブ屋さんにはバッフルを注文済み。
もっと言うとバッフルを交換していけば、ストーブ本体の寿命はかなり長く使えるかもしれないと思っている。まあ、あくまで希望的観測ですが笑
とはいえ、やはり毎シーズンバッフルを交換するのはアホなので、残りの今シーズンと来シーズンからは天板温度300℃前後程度を狙って焚いていきたいと考えてます。
3〜5年は持って欲しいですね、、、
それでは今回の変形でどんな不具合が出るのか?
写真で分かる通りバッフルの前がたわんで(伸びて)隙間が開いてしまっている。
これにより排気がこの隙間から煙突に直接入っしまって排気距離をロスしてる事になる。排気距離が短くなれば本来のクリーンバーン機能が発揮されないから煙突が汚れやすく尚且つ外気に放出される煙の量が増える訳です。
更にストーブ内に留まる熱も距離が短くなった分早く排出されるため暖房能力も低下してしまうという訳です、、、、
超簡単にいうと1次燃焼しかしない構造に近づいたという事。
実際の状態は変形によって出来た隙間に排気の炎が入っているのは目視で排気全体の1/5程度ぐらいかな?
正直使用感に変わりはありません、室内でストーブの炎を眺めていても全くバッフルの変化には気づかないでしょう。煙突から出る煙は若干増えていると思いますが、まあその変化に気付くヤツがいたらもう変態レベルの煙オタクですね笑
だから気付かずに使ってる方も結構いるのではないでしょうか?将来的にバッフルか割れたりして明らかに燃焼に変化がでてやっと気付くパターンが殆どかも知れません。
イスラは燃焼中でも斜め下から覗き込めばバッフルが見えるので、まあ不幸中の幸いという事になるでしょう。変な話しやけどイスラのシンプルな構造に助けられた感じです。気付かなければ来シーズンも再来シーズンも同じ焚き方をして、バッフル以外の交換の出来ない箇所も傷めて取返しのつかない事になってたかも、、、
今後使用温度を抑えてバッフルの更なる変形が止まるのか?進むのか?注視していきたいと思っている。
一つ気づいた点があります。
焚付けからストーブ温度が上昇していく過程でストーブ本体から聴こえていた『カン♪カン♪』という音が最近全くしないのです。
あの音はバッフルが変形する音だったのか?現在音が全くしないのはバッフルがある程度伸びて変形が止まったのか?
いずれにしてもこの音がしなくなった事は事実で、バッフルの状態の変化と関係がある可能性が非常に高い。
話しが1番最初の方に戻りますが、そもそも自分の高温焚きには理由があってこのブログで何度も書いてきた事ですが、我家は温まり辛いのです、、、
リビングが22.4坪(45畳)の吹き抜けで、高断熱ですが高気密ではなく、南側は壁一面全てガラス張りで(勿論ペアガラス)この一面は引戸となっており木製建具の為に隙間風が入り易くなっている。
以前使用していた小野ストーブさんのジェニファでもそうだったが、このリビング空間を2時間で5℃温度上昇させる焚き方が自分のベースとなっていて、それを可能にするのがイスラでは天板温度300〜400℃となっていたのだ。
残念ながら今後もこの焚き方を続ける訳にはいかないから、天板温度350℃をレッドラインとして250〜300℃を基準に焚いて行こうと思う。ただ、外気温が3℃以下の朝だと天板温度250℃では1時間当たり1℃強ぐらいしか室温が上がらないので朝3時起きで点火しなければならなくなるかも笑
それは無理だわ!
現実的なのは夜寝る前に薪をガッツリ追加して朝まで余熱をしっかり残す作戦ですね。
あとは、う〜ん、、、ストーブ二台置こうかな?笑
勿論煙突も新設して。
まあそれは冗談半分ですが、でも半分です笑
自分は薪ストーブオタク(廃人)なのでストーブ2台を設備する事は前々から夢ではあるのでもしかするといつか本当にやっちゃうかもしれません笑
ではまた次回