薪ブログ

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煙突掃除は煤たっぷり!

2020年5月17日、煙突掃除をして薪ストーブシーズンを終わりにしました。

 

こんばんは薪ブログです。

 

大袈裟に言えば強制的に終わりにした。

まだちょくちょく焚いてたので笑

理由は梅雨入りまでに煙突掃除&本体メンテナンスを完了しときたかったから。

 

とはいえ高知県の梅雨入りは6月上旬、まだ少し時間はあるのですが、直前の日曜日が晴れるとは限らないから天気の良かった本日に煙突掃除をしたのです。

 

まず、バーミキュライトを取り出して炉内の灰を全て取り除きます。

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これからの季節の湿気で錆が出そうな箇所には錆止め処理を施します(556等)

 

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バーミキュライトを外すと先日の記事で書いた『変形したバッフル』が見えます。

手前側が膨らんでるのが良くわかりますね、、、

シンプル構造のイスラはこのバッフルを外すと煙突の穴が有ります。

このバッフルは交換するのですが、まだ部品が届いてないのでとりあえず外しっぱなしで本体側の作業はここまで。

 

そして煙突側ですが、まずシングル部を外します。イスラの構造では外さなくてもトップ側から掃除すれば炉内に煤を全て落とす事が出来るのですが(バッフルを外せば)、我家の場合はシングル部にダンパーを後付けしてる為にワイヤーブラシを貫通させられません。だからシングルを外して別々に掃除します。

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で、、、写真はここまでです、、、

煙突掃除してると手が煤だらけになるから写真撮るのがかなり困難になるんで、、、涙

 

煙突トップ、二重煙突、シングル煙突と当然ですがすべて煤を落とします。

それでおかしな煤のつき方してる事に気づきました、、、

なんと二重煙突の煤がたっぷりと丼3杯分ぐらい取れたのです、、、

シングル部は茶碗一杯弱ぐらいの量でした。

トップは鳥の侵入防止の網目が塞がるような付き方はしてませんでした。

 

通常二重煙突よりもシングル部の方が沢山煤が取れるはずなのですが、、、

因みに二重煙突の長さは約4.5mでシングル部は約1mです。

二重煙突の長さが4倍強あるから沢山煤が取れるのは普通だと思われるかもしれませんが、それでもシングル部の煤が多くなるというのが一般的な通例です。それほど二重煙突の断熱性は優秀で煤が付きづらいのです。

 

では何故二重煙突から大量の煤が取れたのか?

あくまで推測ですが、理由はドラフトスタビライザーの開口による煙突温度の低下が考えられます。ていうか自分の知識ではそれぐらいしか原因が考えられない。

どんな煤が取れたかというと、シングル部も二重煙突部もフワフワサラサラの理想的な煤です。だから煙道火災の原因となるクレオソートが付いてる訳ではありません。

なので薪の未乾燥や低温燃焼が理由では無いのです。ていうかむしろバッフルが1シーズンで変形する程高温で焚いてるから笑

 

そんな条件から二重煙突の大量の煤はドラフトスタビライザー開口による煙突内温度低下と推測します。

一般的に煙突温度が150°以下になると煤やクレオソートが付きやすくなると言われますので、ドラフトスタビライザーから上の煙突内の温度がそれ以下になっている状況が長時間あったのでしょう。

先にも書きましたが煤自体はフワフワサラサラだったから、高温の炉内ではある程度完全燃焼に近い状態だったのだろうけど、煙突内温度が低すぎて煤が付きやすい環境が出来てしまっていたのでは?と考えました。

まあ、自分の焚き方が下手糞だったってだけの話しですが笑

 

来シーズンはドラフトスタビライザーをなるべく封印して、本体側の給気調整レバー若くはダンパーによる排気コントロールを心掛けて煙突内温度を下げない焚き方をやってみようと思います。

 

煙突掃除は1年に1度必ずやるべきだと改めて感じました。煙突掃除は薪ストーブの焚き方を診断する重要なメンテナンスと言われる訳ですね!

1シーズンの煤が茶碗一杯以下になるまでは毎年煙突掃除をしようと改めて思った次第です。

今シーズンの煤の量は約丼ぶり3.5杯!

下手糞めチキショー!!

 

また次回