クヌギ vs 樫 薪の熱量比較③
クヌギの燃焼レポートに続いて今回は樫の燃焼レポートだ。
繰り返しになるが今回焚く樫は半年乾燥で推定含水率は24〜28%という薪として未完成といえる。
樫がもったいないからそんな状態で焚くなボケカスナメクジ!!っと怒られそうだが、検証の為ということで勘弁して下さい笑
ではレポートです↓
クヌギの時と全く同じ並べ方で炉内に樫を積み上げる。
乾燥不足の薪だから焚き付けからの温度上昇には時間がかかるのかな?と思っていたが予想を大きく裏切った!
300℃までなんと驚異の16分!バッチリ乾燥しているクヌギの19分を上回った、意味がわからない、、、
しかも、焚き付け直後から盛大に木口から泡を吹いている状態でだ涙↓
全ての木口がこちらを向いている訳では無いから正確では無いが10本中の半分はこの状態だったのではと思っている。
しかし温度はどんどん上昇して400℃に到達したのは点火より30分でこれもクヌギの34分より早い温度上昇だった、、、
薪ストーブの常識を覆す光景が目の前で起こっていた、意味がわからない、、、
そして400℃を超えたからまたまたバイメタル温度計は避難笑
天板温度の最高到達点は417℃でこれはクヌギより低かった。
天板温度400℃越えの状態で動画を撮りました。真っ赤な熾のようになったアラカシの巡行運転です。
とても綺麗なこの状態を、私は樫の赤薪と名付た。
動画を貼り付けますが、熱過ぎて17秒しか撮れませんでした笑↓
それでは樫の中割10本(12.4kg)を追加薪無しの1発焚きをした燃焼結果を発表します。
★点火から300度までの到達スピード→16分
★点火から400度までの到達スピード→30分
★天板温度250度以上を継続した時間→83分
★天板温度300度以上を継続した時間→61分
★天板温度400度以上を継続した時間→27分
★最高天板温度→417度
今回の検証を総括すると↓
天板最高温度以外は全て樫が上回った。
樫の方が比重が高いから当然といえばそうなるが、この結果により気幹比重の大きい薪が火持ちの良い事が証明された事になる。
それと同時に樫は乾燥がイマイチでも良く燃える説も実証された。
それにしても半年乾燥で木口から盛大に泡を吹きながらゴリゴリ燃える姿はちょっと反則だと思った笑
一応書きますが、今回の検証で木口から泡を吹きまくった事によって煙突内部も汚れたと思うんでそこら辺は自己責任って事で笑
来シーズンには乾燥した樫でまた検証してみたいと思います。あと、そのうちウバメガシでも同じ方法でやります。
ではまた次回