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半年乾燥の薪を焚く【4】

前回からの続き《《

 

半年乾燥の薪を焚く作戦その2はずばり、

『ヒノキに応援してもらう!』だ!....

 

 

あれ?普通?またしても笑

 

針葉樹は薪ストーブに向かないと言われていたようですが、最近ではその考え方も見直されてきてるようです。

 

実際に自分は薪ストーブ初シーズンは購入した薪と大工さんに貰ったヒノキの建築端材で過ごしました。

 

ヒノキは火の木とも言われ燃焼温度が高く、ストーブの焚き付けはにもってこいの材ですね。

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↑写真は今年5月頃にヒノキの原木を入手して割った物。9月に含水率を計ったら中も外も17%、さすが針葉樹は乾燥が早い♪

杉は3カ月、檜は4カ月という記事を読んだ事があったが本当だった。

 

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↑そして大工さんから貰ってる建築の端材、

建築材はそもそも乾燥してるのですぐに使えるのが有り難い所だが、含水率は20%強あるので1カ月以上は風通しの良い所で更に仕上げ乾燥をしてやれば完璧だ。

 

柱材などの大きい物は細割〜中割以下程度に割っている。

ヒノキはあくまで焚き付け時や温度が下がってしまった時の補助材としての使用を想定しているので中割よりももう少し細かく割るイメージで薪を作っている。

 

ヒノキ(針葉樹)の欠点

■鋳物のストーブでは急激に温度が上がり過ぎる為、扱いには注意が必要との話を聞いた事がありますが、自分のは鋼製ストーブなので全く心配無しです。

■ヤニが多く煙突が詰まりやすい

※といわれてましたが、完全燃焼させればそんな事は無いと最近では見直されてきている。

■火持ち悪くて熾火が残らない

 

そんな心強いヒノキとシイを混ぜて焚き付けから一気に温度を上げるのが作戦その2です。

 

半年乾燥の薪を焚くシリーズとして綴ってきました、

では何をもって半年乾燥の薪が焚けた!となるのか?

はたまた半年乾燥の薪は焚け無かった、、、

となるのか?

 

自分の中で合格基準があります。

 

基準その1

焚き付けから30分以内にストーブ天板温度250℃以上にする。

 

基準その2

巡航運転で半年乾燥のシイを使って200℃以上を維持する。理想は250℃以上。(この時ヒノキの力を借りない)

 

基準その3

巡航運転時に煙突から目に見える煙が出てない事を確認する。

 

基準その4

シーズン開けに煙突掃除をして煤の量を確かめる。

 

以上の4つの条件をクリアすれば『半年乾燥の薪は焚けた!』となるのだと思います。

 

基準4までたどり着いければいいですが、もし基準2.3をクリア出来なければひたすら建築端材を燃やすか、薪を購入します笑

 

この記事を書いている今日は10/9、ここ高知は暖かくまだシーズンインしていません。

 

シーズンインが待ち遠しい♪

 

次回は実際に焚く記事になると思います。

 

ではまた次回  きばれ!チェストー!!

 

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