半年乾燥の薪を焚く【6】
今更ですが自分が使ってる薪ストーブを紹介させて頂きます。
おのストーブさんのジェニファーです↓
このストーブしか焚いた事がないので他のストーブと比較する事は出来ませんが、あくまでも自分の使用感としては。
1.炎の立ち上げがしやすく一気に燃焼させる事ができる。
2.一気にストーブ温度を高温まで上げても鋼製ストーブだから安心。
3.各操作系の数が多くイジリ甲斐がある笑。
▪️アッシュトレイ(給気)
▪️前面ガラスドア(給気)
▪️一次給気ダイヤル×2(給気)
▪️ガラスクリーナー(給気)
▪️ニ次給気ダイヤル(給気)
▪️排気ダンパー(ダンパーは本体に標準装備)
と以上7つの操作がマニュアルで行え、使いこなせれば様々な炎を見る事ができる。(因みに自分はまだまだ笑)
4.丈夫な作りで10年保証。
と、自分なりに特徴をまとめてみました。
が、まだまだヒヨッコなので何年後かにはまた違う感覚になってるかもです。
最近のストーブの流れってオートマチックっていうか、例えばヨーロッパのヘルゴンE-30シリーズやHetaインスパイアシリーズなんかは操作系はレバー1つで全ての操作が完結して「初めてストーブ焚いた方でもオーロラ燃焼が楽しめる」ってコンセプトの物がどんどん出て来てます。
デザインもスッキリして価格もお手頃で、それは素晴らしいと思うんですよ。
UPされてる動画なんか観ても見事なオーロラ燃焼やニ次燃焼をしてます。実際使ってる人(M-30シリーズ)に話しを聞いた事が有るのですが、ある程度まで温度を上昇させればレバー1つで素晴らしい炎を見せてくれるらしいんです。
じゃあそれでいいじゃんって話しなんですが笑
説明しづらいんですがなんというか、触ってみなけりゃ解らないというか、一度触るとまた焚いて触りたくなるっていうか、、、解ります?
なんか尖った感じが好きなんですよ!笑
詳しくはONO STOVEさんのHPをご覧下さい↓
またまた前置きがクソ長くなりましたが、
改めまして今シーズン2回目の朝焚き、10/13朝に焚いたレポートです。
結論から言って、今日も半年乾燥のシイは焚けました。
今回は前日からフォーメーションを変更。
ではオーダーから↓
今回も3階建
まず屋上に焚き付けのヒノキ細割
3階はシイ→ヒノキ→シイ
2階もシイ→ヒノキ→シイ
1階はシイ→シイ→シイ
いずれも中割でシイ7本:ヒノキ2本のフォーメーション。
合計9本のリッチな布陣!
今回は灰取り口は開かずに着火しました。
(理由は後ほど)
給気は前面ドア半開きと1次•2次給気&ガラスクリーナーからです。
午前5時着火
5分後、
屋上の焚き付けから3階に炎が移り始める。
ここで大事件発生!!
なんと三階のシイからあの音が、、、
シュ〜〜♪、、、、
はい出ました三階の写真左端のシイの木口から泡が吹き始めました、、、
さすが半年乾燥の薪です、水分を多く含んだ薪が紛れてたようです汗
当たり前だが止める訳にはいかないので聞かなかった事にした笑
点火より12分後
全体に火が回り始めました、
前面ドアは少し前に閉めてます。
天板温度は140℃
この頃にはシュー音は聞こえなくなってたと思います。
点火より18分後
シュー薪だけが3階で生き残ってる、、、笑
天板温度は220℃
点火より23分後
1次給気全閉
炎の色が変わります、ニ次燃焼が始まってますね♪
天板温度は280℃
この後すぐに300℃を超えました。
半年乾燥のシイはしっかり燃えました♪
(シュー薪が1本あったけど笑)
そして点火より30分後
青い炎が見え始めた♪ガラスクリ-ナ-と二次給気のみ開けてます。
この時は天板340℃付近で椎の薪は原型をとどめたまま真っ赤な熾になりました。
ダンパー調節で青火のオーロラ♪
今日も薪の追加は無し、朝の1発焚きです。
このままダンパーを閉めて自然に消えるまで熾火でジワジワ温めます。
このフォーメーション良さそうです♪
半年乾燥の薪を焚く作戦は成功でしょう!
※今回アッシュトレイ(灰取口)を開かず焚付けしましたが、その理由は我が家の煙突は真っ直ぐ上に抜けてるので少々引きが強すぎるかな?と、煙突から外に熱が逃げすぎてるのかな?との思いでそうしました。
今回の一発焚きでは結果的にスト-ブの温度は順調に上がりましたが、これがトレイを閉めたからなのか?はたまた開けてたらもっと早く温度が上昇したのか、それはこれかも検証を続け発見があれば報告させて頂きたいと思います。
これで半年乾燥の薪を焚くシリーズは一旦区切りを付けて、シーズン終わりの煙突の煤を確認して総括したいと思います。
※この半年乾燥の薪を焚くシリーズは決して薪の半年乾燥を推奨する物では有りません。
半年乾燥のシイの薪は焚けていますが、薪棚の場所や風通し割るサイズや気象条件などによっては状況が異なる場合が充分に考えられます。
また樹種がシイ(ツブラジイ )である事も条件の1つかもしれません。
やはり一般的に言われている1年半〜2年乾燥以上が理想だと思います。
では何故この記事を発信するのか? それは薪ストーブ導入したばかりだがどうしても自分で作った薪で温まりたい、また事情があって秋に薪造りが出来なかった方等々やむ終えず半年乾燥の薪を焚かなければならない方々に参考になればとの思いで発信している事をご理解ください。
半年乾燥の薪を焚くシリ-ズを最初から読む↓